ハロプロ楽曲大賞'14の分析についておよび2015年のハロプロを振り返って(1)

今年も早いものでもう12月、毎年恒例の楽曲大賞の季節がやってきた。
ここでは数回に分けて2014年の楽曲大賞の結果、および2015年のハロプロの活動を振り返りつつ
2015年のハロプロ楽曲大賞の注目ポイントについて述べていくことにする。

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本題に入る前に、昨年度の「ハロプロ楽曲大賞'14」の分析結果に関してお知らせさせて頂きます。

私はハロプロ楽曲大賞の結果分析を例年行い、公開しておりますが
昨年度の「ハロプロ楽曲大賞'14」については以下の理由により詳細版の公開を見送りとさせて頂きます。
1.私自身のスケジュール多忙のため(主要因)
・ヲタ活、婚活、オフ会等を含む各種飲み会などで土日のスケジュールが埋まることが多く、
 分析作業に時間を割けなかった。
・2014年10月、都内→神奈川県内へ転勤(私自身の希望による)して以降、帰宅時間が遅くなったため
 平日も時間が取れない状況である。

2.昨年度の投票システムトラブルに起因するもの
・昨年度は投票システムトラブルによる混乱があったため、コメント付きの投票のみの公開となった。
 このため全体の1/3程度しか投票内容を知ることができなかった。
・また、楽曲部門の投票内容が5曲とも把握できた投票者であっても、推しメン部門の投票内容が分からず
 相関関係や2013年度との比較調査を行った上での傾向分析をすることができなかった。


主要因は1.の方で、私の場合は土日の空いた時間に分析作業を行うことがほとんどなのですが
特に1月〜2月と9月以降はスケジュールの空きがなく、作業を進めることができませんでした。

このため、詳細分析の公開は見送らせて頂きますが、可能な限りでの作業は継続して行っていますので
年数が経過したときに「過年度の傾向」として概要をお見せできればと思っております。

楽しみにされていました方にはお詫び申し上げます。
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【2015年を振り返って(1)】2014年上半期は比較的平穏に状況が推移していたが、後半に2002年〜2003年「ハロマゲドン」以来の
たいへん大きな動きがあったことは記憶に新しい。

道重さゆみの卒業
Berryz工房が無期限活動休止(事実上の解散)を発表
スマイレージからアンジュルムへの改名発表
カントリー・ガールズの立ち上げ
・各グループへの新メンバー大量加入
(尾形春水/野中美希/牧野真莉愛/羽賀朱音/室田瑞希/相川茉穂/佐々木莉佳子/
山木梨沙/稲場愛香/森戸知沙希/島村嬉唄/小関舞)

これら大きな変化の真っ只中、ハロー!プロジェクトの2015年は始まった。


《12/31〜1月》
※テレビ、ラジオ出演/コンサート等は特筆すべきもののみ掲載
12/31 ・アンジュルムメンバーブログ変更、3期メンバーブログスタート&新メンバーカラー発表
    ・カントリー・ガールズ「愛おしくってごめんね」「恋泥棒」を初披露
1/ 1  ・佐々木莉佳子爆笑ヒットパレード」に出演し片手卵割りを披露
1/ 2  ・藤井梨央/広瀬彩海/野村みな美/小川麗奈/浜浦彩乃/田口夏実/和田桜子/井上玲音
     8名による新ユニット(現在のこぶしファクトリー)の結成が発表される。

     ユニット名は当時1月末頃発表とアナウンス。
     ・アンジュルム「大器晩成」を初披露     ・「モーニング娘。'15のオールナイトニッポンGOLD」放送
1/ 4  ・FM-FUJIモーニング娘。'15 12期日記」スタート
1/ 7  ・日刊スポーツ北海道版で牧野真莉愛日本ハムファイターズ連載スタート(現在は終了)
     ・鈴木香音「世界仰天ニュース」4時間SPに出演
     ・石田亜佑美バースデーイベント(TOKYO FM HALL)
1/ 9  ・モーニング娘。'15 フジテレビ「ザ・ドキドキどっきり」2度目の登場
1/10  ・中野ハロコンで小関舞欠席により嗣永桃子を含めた5人ver.での新曲披露
1/12  ・アンジュルム改名後初の新曲発売イベント(ヴィーナスフォート)で客の多さにメンバー感激
     ・和田彩花 成人式に出席できず恨み節
1/17  ・名古屋ハロコンで小関舞復帰、新曲は嗣永を含めた6人で披露。
     これが好評で一気にメジャーデビューへ。
1/20  ・「さゆみんの…おしえて!こうはい」発売
1/24  ・札幌ハロコンにてカントリー・ガールズのメジャーデビューを発表 1/30  ・1/2発表の新ユニット名が発表延期される
1/31  ・カントリー・ガールズ公式ブログ開始

アンジュルムカントリー・ガールズが早くも新体制での活動を本格的にスタートさせる(ただし嗣永桃子の合流はまだ)。
いずれもこの時期に披露された新曲がたいへん大きな反響を呼んだ。

「大器晩成」は3期メンバー加入という目新しさだけでなく、それまでのスマイレージのイメージから大きく舵を切った楽曲が
大いに評価され、日に日にその評判はハロヲタ全体に広まっていった。
初披露から10日後、東京での発売イベントで早くもその効果が表れヴィーナスフォートにはヲタが殺到。
相川が欠席となり全員は揃わなかったがかつてない反響に特に2期メンバーが驚いていた。
また、この時期のYouTube「MUSIC+」でパーカッション、ギターなど「大器晩成」の制作過程が分かりやすく公開されており、
これも非常に高評価であった。

カントリー・ガールズ「愛おしくってごめんね」は特にイントロで島村嬉唄が見せる照れ方にやられるヲタが続出。
新人でこれほどまでに話題になったのは真野恵里菜以来だろうか。
初披露となったカウントダウンコンサートの映像は後に「ハロステ!」で公開され、話題性に拍車をかけた。
当初、カントリー・ガールズは5人で3月にインディーズデビューをするという構想であったが、前述の反響に加えて
嗣永桃子を加えた6人バージョンも好評であったことから一気にメジャーデビューへと加速した。

1月の動きとしては「こぶしファクトリー」の結成も忘れてはならない。
研修生から7名もの大量昇格を出した後だっただけに「ユニットが多すぎ」や「メンバーが微妙」など懸念の声も多く
(私も批判的であった)、一部では「浜ちゃんズ」と呼ばれたりもしたが今となってはそれは杞憂であった。
「ハロステ!」で矢島舞美がメンバーにユニット結成を知らせる動画、当時は相当ぎこちなさが感じられたものであるが
お互いに全く遠慮しない現在の賑やかな姿からは隔世の感さえもある。



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《2月》※テレビ、ラジオ出演/コンサート等は特筆すべきもののみ掲載

2/ 2 ・Juice=Juice 初の単独ホールコンサート&新曲「Wonderful World/Ca va? Ca va?」発表
2/ 3 ・岡井千聖 森永ダースとのコラボ企画「おかっぴぃ」結成
2/ 4 ・アンジュルム「大器晩成/乙女の逆襲」リリース、愛宕神社で「出世の石段」登る
2/ 5 ・矢島、中島、萩原バースデーイベント(ディファ有明)
2/ 8 ・Berryz工房、中野区長から感謝状
2/ 9 ・ガッタス、活動休止を発表
2/10 モーニング娘。'15「イマココカラ」がプリキュア映画の主題歌に決定と発表 2/13 ・Juice=Juice「未来シアター」菅井先生のボイトレ
2/15 ・和田彩花有吉反省会」仏像が好きすぎて…
2/17 ・中島、矢島、萩原「中島早貴のキュートな時間」公開収録(東京タワー)
2/18 ・文化放送Berryz工房 起立!礼!着席! 11年のキセキ」放送
2/21 ・Berryz工房 最終ファンクラブツアー(沖縄 〜2/23)
2/25 ・新ユニット名が「こぶしファクトリー」に決定   ・モーニング娘。'15「スカパー音楽祭」
    ・「ミチシゲカメラ2」発売
   ・夏焼雅がこの日の放送をもって「爆夜〜BAKUNAI」降板
2/26 ・矢島、岡井「ダウンタウンDX」
2/28 ・「Berryz工房祭り」(有明コロシアム 〜3/1)


Berryz工房の活動がいよいよラストスパートに入り、イベント等が加速。
沖縄FCツアーや有明ではハロプロメンバー総動員で盛り上がったようだ。

そしてアイドルフットサルの火付け役となったガッタスもここで活動休止を発表。
最盛期は複数の大手芸能事務所やフジテレビも巻き込んでの一大展開を繰り広げたが近年はあまり目立った活動はなかった。
世代交代の波が押し寄せていたことを感じさせる出来事がここでも起こった。

これまであまり目立っていなかったJuice=Juiceであったが、この頃から勢いが上向きに転じる。
6期オーディションでおなじみの菅井先生の熱血指導が放送された「未来シアター」、その指導があってか
特に植村あかりの歌唱力がその後飛躍的に向上し、特に夏以降ヲタを驚かせた。
また、ダンスを売りにする℃-uteとの対立軸としてJuice=Juiceは歌唱を売りにするという方向性が明確になってきた。

メディア関係ではこの頃から岡井千聖のテレビ出演が本格的に増加してきている。

※【2015年を振り返って(2)】に続く