ハロプロ研修生新ユニットについての個人的な意見

モーニング娘。スマイレージ(アンジュルム)、カントリー・ガールズと新メンバーが計12名加入することになり、研修生からも7名が昇格した。
この状況下で「カントリー・ガールズ=事実上の新ユニット」だから新ユニットはしばらく結成されないだろうと思っていただけにさらに別のユニットが選抜されるとは全く思ってもみなかった。

このユニットのメンバー研修生内で圧倒的人気だった浜浦、キャリアが長い田口・小川・野村、名古屋組からは個性の強い藤井と体重増加の懸念もあったがしっかり戻してきた和田桜子、そしてナイスガールから転籍の2人となっている。が、正直インパクトというか爆発力に欠ける人選だなというのが第一印象だ。

それは「浜浦彩乃がいても?」と思う人がいるかもしれないが浜浦がいても、である。
浜浦については後述するが、Berryz工房解散後の体制を改めて整理すると

℃-ute
モーニング娘。'15
アンジュルム
・Juice=Juice
カントリー・ガールズ

となる。これで5ユニットである。
モベキマス体制以降の枠組みを考えた場合、これで5つの枠がすべて埋まる。
この中で新人が加入しているユニットは3つ、半分以上である。
娘。は言うまでもないが、改名して再スタートのアンジュルムも推さなければならない。
カントリー・ガールズもわざわざ嗣永桃子を加入させているので放置というわけにはいかないだろう。やはり推されるはずだ。
普通ならこの3ユニットで手一杯だろう。

さらに℃-uteもいる。℃-uteは娘。以外で現状でホールツアー以上の集客、ある態度売上が見込める唯一のユニットである。経営的には娘。に次ぐ大きな柱である。
と考えていくと残りはJuice=Juiceであるが、ライブハウスツアーから抜け出せない現状が必ずしも順調であるとは言いがたい。今後何らかのテコ入れが必要になってくるかもしれない。

ここに研修生の新ユニットが加わるわけだが、残念ながら資金や人的資源は限られている。
よって、アップフロントが現状持てるリソースの中で何ができるのかということが重要となる。事務所は3ユニットが新人を抱える現状の中でさらにユニットを立ち上げようとしているが、現状でも相当多いのにこれ以上となるとどれも中途半端になってしまい共倒れになってしまう。


研修生新ユニットには嫌いなメンバーはいないが、少なくとも今やるべきことではないと思う。事務所がすべきことは6枠目のユニットを結成するよりもJuice=Juiceを軌道に乗せることの方が先ではないかと。よって、この新ユニットに関しては私は手放しでは歓迎できない。
既に昇格した7名にこの8名を加えると15名となるが、ちょっと昇格させすぎのような気がしなくはない(「誰が」ということではないが)。


ただ、浜浦彩乃についてはヲタが過大評価しているきらいがあるので私なりの意見を付け加えておく。
浜浦といえばあの嶺脇社長をはじめ熱烈なヲタが多く、人気も確かに圧倒的だ。実際、各地の生タマゴショーで実際に各メンバーのTシャツ数をカウントしたが、浜浦Tの数はトップクラスであった。

しかし、浜浦推しの方にはたいへん申し訳ないが、私見では彼女に関しては「過大評価なのでは?」という疑念を拭い去れない。スキルはどうか?室田瑞希佐々木莉佳子稲場愛香あたりには当然及ばない。現研修生の加賀楓と比較してもまだ加賀の方が上である。昨年の実力診断テストにしても標準レベル程度の評価しかしていない。

キャラクターもどうか?
「大佐」という人もいるだろうが、自分のものにできていない。よってそれはキャラクターではない。「ももち」あたりまで行けば大したものだが、現状ではかつての「シンデレラの生まれ変わり」にも遠く及ばない。

ただ、いわゆるハロプロ顔ではあるためハロヲタには受けそうだなというのはあるが、トータルで飛び抜けた「何か」が感じられない。
選抜された田口、小川、野村に関してもそうだが、いずれも「無難」というか「地味」である
(念押しするが嫌いというわけではない)。

このタイミングでの新ユニット発表、現時点ではあまり良い評価はできないが今後見ていくうちに「ああ、結成して良かったな」と思えるような成長を見せてほしいなと願う。