ハロプロ楽曲大賞2012分析 #4―MV部門 Part2
今回はMV(PV)部門の年度別推移の分析を行っていく。
まず、各グループがMV(PV)部門において2009年度以降の各年度で最高順位を獲得した作品を表25に挙げる。
上の表からは概ね以下のことが言えるだろう。
・モーニング娘。は毎回必ずTOP5にランクインしている印象だが、最高位が10位であった2010年はかなりの不作だったと思われる。
・Berryz工房は2011年を除きすべての年で1位を獲得している。2008年の「ジンギスカン」の例もあり抜かりがない。「友達は友達なんだ!」は正統派な作りで訴えたがその他はまさに「アイデアの勝利」といえる。
・℃-uteは上位には確実に入ってくるが3位止まり。良い作品が多いものの強烈な印象を残すまでの作品はなく、突き抜けた1作がほしいところ。
・真野恵里菜は「元気者で行こう!」が高い評価であったものの、全体としてはそれほどでもない。グループでない分、見せ方が難しいハンデはあるだろう。
・スマイレージはモーニング娘。や℃-uteよりも安定した成績。
・Buono!は2011年が不調であった他はわりと高い支持。
見方を変えて、各年度でTOP10に入った作品数をグループ別に集計してみた。
上の表からは概ね以下のことが言える。
・モーニング娘。は毎年3作前後ランクインさせている。
・Berryz工房は上位ランクイン数自体は多くない。何かが突出して支持を集めるということだろう。
・℃-uteは2011年度にはなんと4作もランクインさせている
・2010年に関してはどのグループも上位ランクインは平均的であった
各グループごとの得票数・獲得ポイントの推移を下の2つの表で表してみた。
各グループとも好不調の波はあるが、モーニング娘。とBerryz工房が概ね20〜25%の票を集め、安定した推移を残しているといえる。
本考察記事の次回更新は2/11(月・祝)の予定です。